絞り塾について

「絞り塾」は、歴史的、文化的に非常に評価の高い有松鳴海絞りの産地として、連綿と継承されてきた絞りの技術技法などの知識や情報が、現在非常に散漫になっている現状で、産地としての過去の古い資料や情報を通して現在の絞りに関与する多くの人たちに認識とそれらの分析、研修などを行い、現状の対応から将来への展望を探っていくことを目的にします。

そこで、有松鳴海絞りの創始歴史的背景として「江戸期にもどる」をテーマに産地の有識者や現状の産地の絞り業者をはじめ若手の絞り関係者と一緒になり、研鑽を行っていく「絞り塾」を開設します。

この活動を通して、先人たちの創意工夫による絞りの技術技法などを現在のニーズに合わせた創造性を付加した新商品開発を行い産業として活性化を図っていきます。
そのためにも、産地の変容が重要と思われます。

一つには、産地全体が江戸期のおける生産体制に回帰し、工房体制を現在に蘇らすことで「絞り工房長屋」としての機能を提案します。
従来の産地の量産としての分業体制から、一貫して生産するシステムへの変化を行っていくことです。具体的には、絞りのデザインから絞り加工、染色までを一貫して生産体制を構築し、各々のオリジナルの感性を創造していくシステムを作っていくことです。そして、産地全体に広げていくことです。

もう一つは、流通システムの変容が必要です。
生産者として、従来の流通形態をいかに合理的に改善していくかということで、生産者が自らマーケットへ参入し販促のシステム展開を行っていくことです。

こうした方向性により「絞り塾」の参加者や専門家と忌憚のない意見交換から研修、研鑽を深め産地、しいては産地の各業者や個人としてビジネスの活性化を図っていくことを目指しています。

絞り塾 コンセプト「江戸期にもどる」

図_絞り塾

講師・アドバイザー等

  • 染織専門家
  • テキスタイル専門家
  • マーケティング専門家
  • その他専門家

対象者

  • 当会員メンバー
  • 絞り業者
  • 若手絞り関係者
  • その他

実施内容(案)

①古い資料の収集、分析

  • 藍染めについて
  • 絞り技法の研修
  • 絞りの歴史について

②有識者や専門家の調査、分析

  • 学芸員を通した資料の調査
  • 産地の専門家の研修会

③マーケティングについて

  • 専門家の研修会
  • 実地市場調査

絞り工房長屋

①商品開発

  • 試作品製作、新商品開発
  • 古い絞り資料の分析、商品化

②市場開拓

  • 絞りのブランド化
  • 産地及びその他市場への新規開拓

③販促展開