有松茶会のご案内

有松茶会は、2月17日現在満席となりました。お申し込みありがとうございます。今後はキャンセル待ちでの受付となります。どうぞよろしくお願いいいたします。
なお、お申し込みの方は入金確認後に、お席確保となりますのでご注意ください。

歴史の追体験有松のおもてなし『有松茶会』を、3月25日(土)に、今年も開催いたします。(有松茶会の第1回目は、令和3年3月28日に開催されました)

今回は、名古屋市指定文化財の竹田家の敷地内にある茶室「裁松庵(さいしょうあん)」では有楽流宗家織田宗裕先生の薄茶を、「三番蔵」では地元で人気のふじ寿司様の点心を、「書院」では名古屋市博物館蔵の織田信長画像掛軸を特別展示します。そして、有楽流宗家織田宗裕先生のお話もお聞きします。また、抹茶は愛知県西尾市の葵製茶製です。葵製茶様は葵の御紋を使用されています。茶会当日にしかお聞きする事が出来ないお話や体感も楽しみです。皆様のご縁で開催できるプレミアム『有松茶会』。気軽にご参加いただけたら幸いです。

申込方法(先着順受付・要予約)の詳細は、チラシの裏面をご覧ください。

申込書ダウンロードはこちちから

3月25日(土)に開催される『有松茶会』の茶室「裁松庵(さいしょうあん)」には、徳川14代将軍家茂(いえもち)公が寄られたと伝えられています。茶室「裁松庵」の入口は、『貴入口(きにんぐち)』です。『貴入口』は、貴人が立ったまま出入りできるように、席の一方に明り障子や襖を二枚立てて設けた出入口です。茶室「裁松庵」の内部は三畳敷、畳は京間でも中京間でもなく、真々六尺としています。貴人口とその上の軒桁の位置が少し高いのがこの茶室の特色です。

【日時】2023年3月25日(土)10:00〜17:00
【会場】竹田家茶室「栽松庵」・書院・三番蔵
【席主】有楽流宗家 織田宗裕
【募集人数】40名限定(先着順受付)(5名×8席)
【会費】10,000円(点心付)
【申込方法】下記の申込用紙をダウンロードの上、
 FAXまたはメールでお申込みください。
【申込締切】2023年3月11日(土)

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★有松は、慶長13年(1608)、東海道の鳴海宿と池鯉鮒(ちりゅう)宿の間に尾張藩によって開かれました。東海道を往来する旅人の土産物として絞り染め(有松絞り)が考案され、以降、有松絞りとともに有松のまちは発展しました。「重要伝統的建造物群保存地区(2016年7月)」に≪染織町≫として選定され、「日本遺産(2019年5月)」に認定され、名古屋市緑区にあります。有松にある『長坂道』は桶狭間道とも呼ばれ、江戸時代以前よりあった古道です。織田信長が、『桶狭間の戦い』の時に通ったであろうと言い伝えられています。

★竹田家住宅は、名古屋市指定有形文化財。有松の町並み保存地区内にあり、主屋は1階が連子(れんじ)格子、2階は虫籠(むしこ)窓のある黒漆喰の塗籠(ぬりごめ)造、腰は海鼠(なまこ)壁で土蔵も黒漆喰塗りです。通りに面しては大和(やまと)張りの塀や長屋門、腕木門があります。外観の偉容は、有松の町並み景観を形成する建物の一つです。徳川14代将軍家茂(いえもち)公が寄られたと伝えられる茶室「栽松庵」が現存しています。

★有楽流(うらくりゅう)は、織田信長の実弟織田長益(有楽)に始まる武家茶道の流派の一つで、流祖・織田長益は、豊臣秀吉に、秀吉没後は徳川家康に仕えたそうです。毎年5月5日には、奈良の橿原神宮の境内にある重要文化財「文華殿」(旧織田屋形大書院および玄関)とゆかりの深い茶道である有楽流宗家の奉仕による有楽流献茶祭が開催されます。また、東京の有楽町は、織田長益(有楽斎うらくさい)の名前に由来します。1603年(慶長8年)、徳川家康が征夷大将軍として江戸幕府を開いた際、有楽斎は数寄屋橋御門の周辺の土地と屋敷を与えられ、この辺りのことを「有楽原(うらくはら)」と呼ぶようになったそうです。1872年(明治5年)にこの町は有楽町と名付けられました。

主催:NPO法人コンソーシアム有松
後援:(一社)愛知県観光協会、(公財)名古屋コンベンションビューロー
協力:(株)葵製茶、(株) 竹田嘉兵衛商店