「コンソーシアム有松」は「染職文化」を継承・育成し、「有松絞りの魅力」の発信に尽力する団体です。
コンソーシアム有松は、 有松絞りの情報の拠点「絞りミュージアム」の設立を目指しています
「有松・鳴海絞り資料館」は、貴重な有松絞りの着物や、多くの現存する資料が閲覧できる施設です。 有松を訪れる人々に、藍染め絞りの着物など「貴重な資料」を展示し、有松絞りの真髄を伝えています。 また、「ギャラリー」は、染織家の作品発表の場として活用し、若い染織家の制作活動を応援。 また、海外の専門家や観光客に対応できるよう、多言語で翻訳 した説明パネルや映像設備を設置しています。 レストランも併設され、多機能で魅力的な複合施設を目指しています。
竹田耕三氏が永年収集された貴重な資料も展示!
竹田耕三氏(1946~2013)絞り作家。
1946年名古屋市緑区有松町生まれ。
藍染めと絞り技法の研究を進め、1984年「竹田耕三絞り展」。2006年衣裳デザイナーワダエミ氏より、「里見八犬伝」で、絞り衣裳協力。 ニューヨークにて、「竹田耕三・キルト服部早苗二人展」など、絞りの魅力を広く伝える。絞工芸美術協会会長、日本藍染文化協会代表、(財)日本伝承染織振興会評議員、絞りコミュニティー顧問等を歴任。
染職文化を通して、グローバルな国際交流
日本を訪れる海外の観光客は年ごとに増加しています。 観光客に、有松のまちなみを体感して頂き、絞り文化の素晴らしさを知って頂くことが重要です。 1992年、有松鳴海と名古屋国際会議場において「第1回国際絞り会議」が、世界から20ヵ国、850名の参加者により盛大に開催されました。 その実績は継続され、2014年には中国・杭州で「第9回国際絞り会議」が開催されました。 有松発祥の「国際絞り会議」で、国際交流を深め、海外との連携を進めます。 また、海外の展示会や国際博覧会等への出展にも積極的に取り組みます。
国際絞り会議の経過
- 1992年 第1回 国際絞り会議/名古屋・有松鳴海
- 1996年 第2回 国際絞り会議/インド・アーメダバード
- 1999年 第3回 国際絞り会議/チリ・サンティアゴ
- 2002年 第4回 国際絞り会議/イギリス・ハロゲイト
- 2004年 第5回 国際絞り会議/オーストラリア・メルボルン
- 2005年 第6回 国際絞り会議/東京・多摩美術大学
- 2008年 第7回 国際絞り会議/フランス・パリ、リヨン
- 2011年 第8回 国際絞り会議/香港
- 2014年 第9回 国際絞り会議/中国・杭州
- 2016年 第10回 国際絞り会議/メキシコ
町家の景観を活かした「地域創生」

地域が連携して情報発信「絞りコンシェルジュ」
400年の伝統に育まれた有松絞りの魅力が、重厚なまちなみと共に様々なメディアに取り上げられています。 絞りの伝統工芸士や若い人たちが産地で一生懸命に絞りの仕事に取り組んでいる事も大きな誘因です。 有松を訪れる人々が、楽しく絞りの実態を観たり学んだりする機会を創ります。 有松鳴海絞りの産地活性化することを目的に、染工場や工房、ショップを中心に紹介し、 ワークショップなど実習の場を提供する活動が「絞りコンシェルジュ」です。 地域が連携して、「有松の魅力」を発信する新たな試みです。
団体概要
名称
特定非営利活動法人コンソーシアム有松
主たる事務所
〒458-0924
名古屋市緑区有松1804番地
TEL 052-626-6030 FAX 052-623-5105
目的及び事業
有松・鳴海絞を通して、芸術・文化・観光および環境に関する事業を行い、芸術・文化・観光および環境に係る問題の改善や解決を図り、 染織文化の向上と地域の増進に寄与することを目的とする。
役員
理事長 :中村 俶子
副理事長:久野 剛資
理事 :竹田 昌弘
理事 :山上 正晃
理事 :加藤 明美
理事 :根尾 文彦
監事 :山田 修生
事務局長:山口ゆずみ
特定非営利法人コンソーシアム有松(CA)会員募集中!052-626-6030受付時間 9:00-18:00 [ 土・日・祝日除く ]
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